アパートの経営も一昔前と比べると難しくなってきました。
賃貸物件の絶対数の増加や、借主側の権利の増強、老朽化など、特に築30年を超えてきている大家さんは先々の不安を抱えているのでは無いでしょうか?
ここ数年は、コロナショックの影響でしょうか?賃貸物件の空き部屋が目立ちます。特に、2LDK以上の家族用物件に空きが目立つ気がします。転勤などの移動が減ったのが原因と言われています。
自動車で街を走っていると、「テナント募集」の看板も良く目にします。飲食店に限らず、オフィス用のビルでも空きが相当数増えている感覚です。2022年でそろそろコロナ騒ぎも一段落して、新規出店、起業が増えてくれば良いのですがナカナカ見通せません。
ZOOMやSKYPEを使ったウェブ会議や、ウェブ講習が一般的になって大会場に一堂に集合する必要が無くなってしまいましたし、転勤を減らしたり、もっと言えば出勤さえも減らして在宅ワークの時代ですから、元の需要に戻ることはあるのか不安になります。
単身者用のワンルームなども、インターネット無料や、宅配ボックスの設置が当たり前ですし、小奇麗な部屋でなければ若者は借りてくれません。
相続税対策や、元農地の有効利用などでアパートを建築したものの、後になってご苦労している方も居ると思います。やはりアパートも、ビルも「経営」です。ただ持っていて不動産屋に任しておけば勝手に儲かるというものではありません。一定の年数が経ち、これから再投資が必要になるが悩ましいと感じている方は、売却ということも検討されてもいいと思います。
少々古びた物でも、不動産投資を専門としている人ならば、しっかり経営計画を立て又満室にするかもしれません。「もうそろそろ自分の手には負えなくなったな」と感じたら考えてみましょう。