先日、ひとつの売却が無事に完了しました。
今回の売主様は大阪にお住まいの方で、長野市内の土地建物を手放されることになりました。
実は直接お会いしたのは最初の一度だけ。その後は郵送とメールのやりとりで進めさせていただきました。
距離があってもスムーズにできるように工夫して、結果としてお預かりから4か月でご契約・お引渡しまでたどり着けました。振り返ると「早かったなあ」と思いますが、これは売主様・買主様のおかげです。感謝しかありません。
今回の買主様は、他社さんからご紹介いただいた方でした。長野市にお住まいで、とても明るくて素敵な女性。物件を見て「これから自分で少しずつ手を入れていきたい」とおっしゃっていて、DIYリフォームを楽しみにされていました。

自分の手で家をつくっていくって、きっと暮らしそのものが楽しくなるんだろうなと思います。古い家が新しい持ち主さんに大事にされて、これからまた活かされていくと思うと、こちらまで嬉しくなりますね。
不動産のお仕事をしていると、ほんとうに「ご縁」に恵まれているなあと感じます。売ってくださる方も、買ってくださる方も、毎回いい方ばかり。ありがたいことです。ただ、そのありがたさに甘えてしまわないように、毎回気持ちを新たにして臨まなきゃと自分に言い聞かせています。
遠方の売主様とのやりとりでは、どうしても対面の機会が少なくなる分、メールや書類のやり取りひとつひとつを丁寧に進めることが大事になります。「ちゃんと任せてよかった」と思ってもらえるように。そういう気持ちはいつも忘れないようにしています。
長野市には、地元に暮らしている方もいれば、相続した家をどうしようかと悩んでいる県外の方もたくさんいらっしゃいます。そんなときに「地元に安心して任せられる不動産屋がいる」と思っていただけたら嬉しいです。町の小さな不動産屋だからこそ、ひとつひとつのご縁を大切に。これからもコツコツやっていきたいと思います。
不動産は、人と人をつないでくれるもの。今回のようにご縁が広がっていくのを見ると、「この仕事をやっていて良かったな」としみじみ感じます。