ドジャースがポストシーズンで勝利しているものの・・・苦戦しているせいか、ロバーツ監督への批判コメントがやたらと目につきます。
「采配が悪い」「また継投ミス」「脳無し監督」――。そんな言葉が並ぶネットのコメントを見ていると、正直うんざりしてしまう。

昨年まではどうだったか。
大谷の加入やチームの快進撃もあって、ロバーツ監督は“天才指揮官”と持ち上げられ、絶賛の嵐だった。
勝てば英雄、負ければ戦犯。この極端な評価の振れ幅こそ、今の時代の怖さだと思います。
もちろん、試合の流れや選手起用にはファンそれぞれの意見があります。
「あそこで代えるべきじゃなかった」「なんでこいつを出すんだ」――そう感じることは自然だし、野球の醍醐味のひとつでもある。
ファンそれぞれが評論するのは自由!でも、結果論で監督を“バカ呼ばわり”したり、“戦犯扱い”するのは違うと思うんですよね。
誰だって1秒先のことなんて分からないんだからw
「迷って迷って決断出来ない人の気持ち」ってあるじゃないですか!そのモジモジ感も含めて楽しめばいいのに。あの場面で最善を尽くしていたのは、ロバーツも、選手たちも、間違いないはずだし。
これは野球に限った話じゃないですね。
政治でも芸能でも、なにか問題が起きると、すぐに「誰が悪い」「責任を取れ」と声を荒げる人たちが現れる。
まるで“人を叩くこと”で安心したり、自分の正しさを証明したいかのよう。
そうしたコメントを目にするたびに、日本全体の“言葉の品位”がどんどん落ちている気がしてなりません。
野球というのは、ミスや誤算があるからこそ面白いスポーツ。
完璧な采配なんて存在しないし、名将と呼ばれる人だって、失敗の積み重ねの上に立っている。
だからこそ、ファンは「負けても応援する」「次こそ頼む」と声をかけたらいいのに。
それが、野球の本当の楽しみ方じゃないでしょうか?
ロバーツ監督はチームを愛し、選手を信じて戦っている。
長いシーズンを通して結果が出ない時期もあるけれど、それでも彼のもとでドジャースは常に上位を維持してきた。
それは偶然ではないし、彼のマネジメント力があってこそだと思います。
勝ったときだけ褒め、負けたら貶す――そんなファンにはなりたくない。
チームも監督も選手も、同じように一喜一憂して戦っているのだから。
僕は、ロバーツ監督大好きです。人間らしくて面白い!なんだかチョットかわいい!