不動産売却に抵抗を感じる方はいますか?
私は「あります。」です。。。
ガッチガチにあります。
どんな理由からでしょう。
①思い出が詰まっている。
生まれて育った実家。もう誰も住んでない。でも、処分できない。
私も実家がそうなったら悩むと思います。そこに行けばある実家が無くなるんですから。戻る場所が無くなってしまう様な感覚でしょう。結構ドライにサクサクッっと処分出来てしまう人を見ると、軽蔑するとかじゃなくて逆にうらやましいとさえ思います。
②親類縁者の目が気になる。
絶対言われます。皆さんも口うるさい親戚のおじさん居ますでしょ?
少し前の事ですが私が、おじさんの家に遊びに行ったときにこんな話がありました。
おじ「村の入り口に建売あっただろ?」
私 「あったね。3件建ってた。」
おじ「親死んだら直ぐ売っちゃったな。ダメな息子だ。」
私 「・・・」言葉が出ない。。。
このおじさんが元気なうちに、私が親から相続した不動産を売却したら同じこと言われるでしょうね。理由や経緯など関係なく。不動産は売ってはならないもの!というのがこの年代の方々の常識なのです。
③何かに使えるかもしれない
確かに何かに使えるかもしれません。そのまま賃貸にする、シェアハウスにする、解体して駐車場にする、いつかその場所に戻って終の棲家に。。。老後に田舎に戻って静かに暮らすなんてアリかもしれません。子供のころ住んでた場所に終の棲家を再築するなんてロマンチックです。
これらに対する不動産屋の応酬トークも知っておきましょう。
・費用も手間もかかります。特定空き家に認定されると固定資産税が6倍に上がりますよ!
・崩壊の危険もあり早く解体した方がいいです。他人に迷惑かける前に!
・親戚のおじさんはお金出してくれませんよ。
・いつ使うかわからないなら、一旦、現金に変えて、また買えばいいじゃないですか!
売らせるトーク集でした。我々不動産屋も商売ですので許してやってください><
でも人の行動は『損』か『得』か、だけでは決められないんですよね。心情の問題ですから。。。