一般的な不動産屋さんのイメージってどんな感じでしょうか?今回は賃貸では無く売買に限ってのことです。
不動産屋さんにはいろいろ分野が分かれているんです。というか、それぞれ得意分野が分かれているというか、、、
①不動産仲介業者②中古物件買取り再販業者③開発業者④建売業者などなど
自らアパートなどの賃貸経営する会社やマンションなどの企画開発などをする会社やそれはそれは沢山の業種があり専門にやっている会社や複合的な会社もあります。
その中で、一番身近なのは不動産仲介業者という業種です。街の不動産屋さんは大概がこれです。
不動産仲介業者の仕事を簡単に言うと、マッチング業者です。買いたい人と、売りたい人を結びつけることを生業としている。結婚相談所とか、メルカリみたいなものです。
そして、結構勘違いされる方もいらっしゃるのですが、不動産の価値を評価するのは不動産屋ではありません。不動産の価値を評価できるのは【不動産鑑定士】です。
不動産屋が査定と呼んでいるのは、不動産の本当の価値を評価しているのではなく、『売れそうな金額』『買い手がつきそうな金額』を提示しているだけです。
極論を言えば、不動産屋が査定した金額で売る必要も無ければ、参考にする必要も無いのです。あなたの財産ですから、『〇〇万円なら売ってもいい』『○○万円以下なら売らない』と勝手に決めていいのです。ヤフオクやメルカリと何も変わりません。ただ、買い手がつくかどうか!それだけのことです。結婚相談所のオバサンが『あなたにはこの人がとても合ってます』と言われても、その通りにする必要は無いですよね?
そうはいっても、何年も売り出しを続けるのは疲れますし、抵抗もあるでしょうから、売れそうな金額を聞きたくなると思いますよね。その売れそうな参考金額を提示するのが不動産仲介業者のする査定です。
と、、、、いう事は、○○不動産は1,000万円の査定、△△不動産は900万円の査定、□□不動産は800万円の査定、だからといって最初の○○不動産に売却を依頼する必要は無いんです。
800万円の査定をした□□不動産の担当者が気に入ったなら、ご本人の気持ちを伝え□□不動産から1,200万円で売り出すことも全く持って可能なのです。
ヤフオクもメルカリもあなたが決めた売値に文句は言いませんよね。ただの売主と運営会社の立場ですから。とんでもない値引き交渉をしてくる買主は【無視リスト】に入れてしまえばいいだけw
早く売りたいなら、不動産屋の査定は重要視するべきだと思いますが、急がない人は気にする必要はありません。良い不動産屋さんなら気長に付き合ってくれます。