築30年の家を売って老後はマンションで暮らそう!とか
実家が空き家になったので売ろう!まだまだ築25年でキレイだからソコソコで売れるかな?
よくある戸建住宅を売却するケースですよね。実際、私自身も築25年ほどの住宅に住んでいますが、まだまだキレイだし、「そこら辺のローコスト住宅より立派だぜ」 なんてちょっと思ていますが、、、木造住宅の場合、法定耐用年数は22年となっています。22年を過ぎるともう価値はないって言われてる感じですね!でも、実際住んでるんだから住めるし価値あるじゃん!!ってことで残価が1割分って感じでしょうか。2500万円の家なら残価として250万円です。あくまで評価の価格ですよ!売れる価格ではありません。結局、資産評価なんて言うのは×●の役にも立たないってことですね。
では実際どうなるのか?買い手が何を望むのかにかかっています。
①買取り再販業者が買う場合。
リフォームして付加価値をつけて売り出します。新築よりお得感が得られる建物にリノベが出来ると判断されれば建物の評価も少しは出るでしょう。ただし、築25年程度までが限界?
②一般の家庭の方が買う場合。
基本的には建物は取り壊して更地で購入になるでしょう。ただ、設備や躯体がしっかりして、中古住宅に抵抗がない方がいれば評価がつくかもしれません。更地渡しの方が遥かに売れやすいです。でも、建物に評価がつくどころか、更地にするための解体費用は売主負担が一般的です。
結局のところ、築古建物は売り辛いという事になります。欧米では古い実績のある建物こそが高く評価され人気だそうですが、日本の場合は違います。国民性なのか、高温多湿で地震の多い地域性なのか?言葉は悪いですが、日本では木造住宅を使い捨てて、新しい技術の安全な家に住むことが最善という文化のようです。
築年数が20年を超えた物件の売却をお考えの方は、残念ながら期待ほどの金額には成らないと心づもりだけはされておいた方がいいと思います。