先日、大工の棟梁がお茶飲み話をしに私の事務所に訪ねてきました。
大工の棟梁というと立派に聞こえますが、私の中学、高校の同級生なんです。頭もお互い大したことないです。
彼は、高校を卒業して直ぐ長野市内の建材問屋に勤務し、その会社で社内恋愛の上、結婚までしたのに、会社が突如倒産してしまったのです。記憶では、まだ20代の頃だった気がするのですが・・・。
その後、彼は取引先だった建築会社に勤務して現場代理人などを務めたものの、待遇の悪さに耐え切れず一旦は無職に。。。
しかし、そこから見様見真似で覚えた大工仕事を武器に、気力と根性で耐え抜いて今では一端の棟梁となり、職人を数人抱える建築会社の社長にまでなったのです!
仮名Tさんとでもしておきます。
Tさんは、学生時代から細身で、気が優しくて、声も小さくて、見た目も可愛い感じの女の子のようでした。
でも、時々ですが悪態をついたりするのが面白くて、ずっと仲は良かった記憶があります。とにかく優しい男ですので、一瞬でも嫌いになったことが無い、本当にいい奴って感じです。
そのTさんが、まさか建築の世界で職人を束ねているなんて、予想もできなかったことです。
細かく書くと、とんでもなく長くなるので書きませんが、『あ~ぁ~川の流れのように~♪』とか、『時の流れに身をま~かせ~♪』みたいに、流れ流れて今があるという面白い男です。
とはいえ、『他人を束ねる辛さ』に少し疲れてもいるようでした。僕も、前事業のときは社員を抱えていましたし、労使トラブルみたいなことも経験したので良くわかります。
心を開いて、開けっ広げて、愚痴を言える時なんてナカナカ無いのでしょう。僕の事務所でたくさん吐き出していってくれたんだと思います。
だって午前11:30~午後の5時半まで6時間もおしゃべりしてたんですから!
僕も久しぶりに利害関係ゼロの人と話せて楽しかったんですけどね!
それにしても女子会じゃなんだからw
Tさん!これを読んだとしても気にせず、またお茶飲みに来てくれよ!!