皆さんも「土砂災害警戒区域」というのを聞いたことあるのではないでしょうか?読んで字のごとくで、土砂災害(地すべり、土砂崩れ等)の災害災害リスクがある地域という事ですが、もう1ランク上の地域もあります。それは「土砂災害特別警戒区域」といい、一般にレッドゾーンと言われます。
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)
土砂災害特別警戒区域は、通称レッドゾーンと言われ、土砂災害が発生した際は住民の身体、生命に著しい危険が生じる恐れがあると認められる地域。建築物を建築するには、特別な許可や、構造的規制もあり非常に厳しく管理されています。
長野市のハザードマップを見ると、山間部の沢沿いの極一部の区域に限定されています。一般的に住宅を購入検討している人で、希望地がレッドゾーンだった!なんてことは先ず無いとおもいます。
土砂災害警戒区域(イエローゾーン)
土砂災害警戒区域は、通称イエローゾーンと言われ、土砂災害が発生した際は住民の身体、生命に危害が生ずる恐れがあると認められており、土砂災害を防止するために警戒避難体制を整備すべき地域。
長野市のハザードマップを見てください。イエローゾーンは、思いのほか広く、宅地購入の際に候補地に入ってくる可能性は十分にあります。建築も居住も可能ですが、万一、土砂災害に被災した場合、国費での補償対象にならないと規定されています。そのうえ、その後の調査や状況によってレッドゾーン化した時は移転勧告を受ける可能性もあります。当然、不動産としての価値も暴落します。
山が多い長野県を生活の拠点とする場合、市街地から少し離れるとイエローゾーンが点在します。選択の余地があるならば、あえて、イエローゾーンを選ぶのはリスクしか無いと思います。不動産価格的には魅力的な場合がありますが、数十年の長い期間家族と暮らすのですから、慎重にお考え下さい。
山側から離れると、次は「洪水ハザードマップ」も必ず見てくださいね 【画像】をクリック。
長野市の防災マップにリンクします。