昨日、11/16は、【長野県宅地建物取引業協会】が主催した、夏原武さんの講演を聞いてきました。
壇上に上がった夏原さんを見て最初に思ったこと!。「さすが黒い世界に精通した人だ。」
一瞬、本物の方ですか?と聞きたくなるような強面の方でした。
しかし、語り始めるととても物静かな語り口調で、煽るような表現も無く、語尾まで丁寧にお話になられておりました。
ご本人は、不動産業界に身を置いていたわけでも無く、たぶん、詐欺業界にも身を置いたことも無いのでしょうが、徹底した取材とリーガルチェックを経て作品にしているとおっしゃられておりました。
「正直不動産」の物語に出てきた事件、事案はすべて取材の中で聞いた現実にあった話らしいです。現在でも、一部にはこのような「自分だけ儲かればよい」という不動産屋は居るようです。「地上げ屋」「追い出し屋」の実例もお話されていました。そもそも不動産業に限らず、何の業種でも「自分だけ儲かれば」と考える悪徳業者は居るものですが、金額が大きいだけに不動産業者は目立ってしまいます。
私自身も不動産業に身を置いてみて時々思う事は、「不動産屋っていうだけで暴利を得ている」と思われて、信用されてない感じがします。親しくなるとわかってもらえるんですけどね。ぜ~~~んぜんそんなことは無いのに。イメージですよね。
マーケットがデカい、単価がデカいから、繁盛している会社は、けた違いに儲かります。ほとんどは普通の生活している普通の人々です。あまりお金あるある偏見を持たないでくださいね。。。
夏原さんのお話で言いたかった事は「正直に真っ当に宅建士として誇りをもって尊敬される不動産屋になりましょう」という事だと解釈しました。利益を追う事は事業をしている以上は最重要課題ですが、買主も売主も不動産屋も満足とまでは言わなくても、納得できる取引をしていくことが長く続けられる秘訣だと。
まったくその通りだと思いました。そのように業務に邁進してまいります。(__)