内見(現地見学)の重要性は何方でも分かっていると思います。でも、実際に現地に行くと、、、例えば住宅の場合、つい建物の外壁や色合い、室内のクローゼットや壁、間取りばかりに目が行ってしまいます。でも、もっと重要な事があります。
もっと重要な事!それは、やはり立地です。「立地なんて地図で見ているから分かってるよ」と思ってしまいますが、地理的な部分だけでなく、周辺環境も含めた立地です。
周辺環境として注意したいのは、例えば水路。幅1m程度の水路でも大雨で溢れ出すものもありますし、深さが1mを超えるような水路は、特に小さなお子さんが居る場合、水難事故などの事も心配する必要があると思います。
道路との高低差も注意が必要で、道路より低く位置している土地の場合、大雨時、水が溜まる可能性が高い気がします。
他には、周囲の建物を注意してみてください。科学工場や食品工場、汚水処理場などがあると悪臭の可能性があります。
幹線道路、鉄道、自動車修理工場などがあると騒音に悩まされる可能性があります。長野市で昨今話題になっていますが、児童公園でさえ騒音問題になってしまう可能性がありますから。。。
小さな事ですが、お隣のお宅や、横に公園があって大きな樹木があると、台風などで木が倒れてきたり枝が落ちてきたりします。秋が深まると落葉で雨樋が詰まってしまったりします。落ち葉片付けも大変です。
道路も注意しましょう。土日に見学に行くときは何も問題なかったけど実は平日の通学時間帯は一方通行だった!なんてこともあります。
内見(現地見学)は、建物内部も当然重要ですが、それ以上の周りの環境の方が重要です。後から自分で何とかできるものではありませんから。
当然、その辺のアドバイスをするのが不動産屋の主たるお仕事と思っていますが、口数の少ない不動産屋さんも必ず居ますので皆さん個人が注意をして内見してくださいね!