ネット情報で土地の検索をすると、良さそうな土地は大概「建築条件付き」と小さな字で書いてあります。なんで!?夢のマイホームを拘って作りたいのに!
そもそも建築条件の無い土地は、なぜこんなに少ないのでしょうか!不思議ですよね。
理由はいくつか考えられます。
①建築条件の無い土地はさっさと売れてネット情報に出すまでも無い。
②建築会社は土地を手に入れる事に躍起。
③一般の不動産会社も、早く売買を成立させるために建築会社に物件を持ち込んでいる。
①について
好立地で建築条件の無い土地も必ず世の中にはあるのです。ですが、そのような物件は我々、不動産会社が情報を手に入れた瞬間から販売先をイメージしています。日々そのような土地が欲しいと依頼をうけていますから広告などしなくても売れてしまうのです。
②について
建築会社の主たる業務は建築です。「家を建ててナンボ」です。でも土地が無ければ建てる場所もありません。建築会社は土地の仕入れに躍起になっているのです。
③について
我々のような一般の不動産店が土地の売却依頼を請けた時、一番手っ取り早い売却先が建築会社なのです。条件さえ合えば1か月で売却完了です。
もっと細かい事を書きたいですが、「余計なことを書くな」と思う人も居るのでこの辺にしておきますが、残念ながらこれが現状です。売り主さんにはメリットがあるんですけどね。
建築条件をはずす事が出来る場合もあるようです。その場合、建築条件付きで売られている価格よりも高い価格になります。
建築条件付き=1,500万円
建築条件無し=1,800万円
のような感じになります。
でも、「建築条件を外して売ってください」ってちょっと言いづらいですよね。「オタクの建物じゃ嫌だ!」と言ってるのと同じですから。